サンタクロースって、ほんとにいるのですか?(`・ω・´)

皆さんは、サンタクロースを信じていますか?(^u^)

先日、もうすぐ5歳になる娘ちゃんに、

ままぁ。どうしてぇ。サンタクロースは誰にも見えないの?』

と、質問されました(*^v^*)

100年以上前の、ニューヨークに住む8歳の女の子も私の娘ちゃんと同じような事を
考えていました。

これは、アメリカの『ニューヨーク・サン』という新聞にのった社説です。

クリスマス前に、大人の方にぜひ読んでいただきたく、紹介します。

✩✩✩1897年9月21日 ニューヨーク・サン新聞『社説』より✩✩✩


ニューヨーク・サン新聞社に、このような手紙が届きました。

早速、社説でとりあげて返事したいと思います。

この手紙の差出人が、こんなに大切な質問をしてくれるほど、

私たちを信頼してくださったことを、記者一同、大変嬉しく思っております

                        ✩✩✩
      

きしゃさま

わたしは8才です。

わたしの友だちに『サンタクロースなんていない』って言う子がいます。

パパにきいてみたら『サンしんぶんに、きいてごらん。しんぶんしゃで、

サンタクロースがいるというなら、それは、たしかにいるんだろうよ。』

と、いっていました。

なので、おねがいです。おしえてください。

サンタクロースって、ほんとうに、いるんですか?

バージニア・オハンロン

                        ✩✩✩

バージニア、おこたえします。

サンタクロースなんていないという、あなたのお友だちは、まちがっています。

きっと、その子の心には、いまはやりの、

なんでもうたがう『うたぐりやこんじょう』がしみこんでいるのでしょう。

うたぐりやは、目にみえるものしか信じません。

うたぐりやは、心のせまい人たちです。

心がせまいせいで、よく知らないことがたくさんあるのです。

だから、じぶんの知らないことは、みんなウソだときめているのです。


けれど、人間の心というものは、大人でも子どもでも、もともと

すごく、すごくちっぽけなものなんですよ。


わたしたちのすんでいる、このかぎりなくひろい宇宙では、

人間のちえは、いっぴきのアリのように、とても小さいのです。

そのひろく、また、ふかい世界をおしはかるには、世の中のことをすべてりかいし、

すべてをしることのできるような、大きくてふかいちえがひつようなのです。


そうです、バージニア

サンタクロースがいるというのは、けっしてウソではありません。

この世の中に、愛や、人へのおもいやりや、まごころがあるのとおなじように、

サンタクロースもたしかにいるのです。


あなたも、わかっているでしょう。

せかいにみちあふれている愛やまごころこそ、

あなたのまいにちの生活を、うつくしく、たのしくしているものだということを。


もしもサンタクロースがいなかったら、

この世の中は、どんなにくらく、さびしいことでしょう!

あなたのような、かわいらしい子どものいない世界が、かんがえられないのと同じように、

サンタクロースのいない世界なんて、そうぞうもできません。

サンタクロースがいなければ、人生のくるしみをやわらげてくれる、

子どもらしい信頼も、詩も、ロマンスもなくなってしまうでしょうし、

わたしたち人間のあじわうよろこびは、ただ目にみえるもの、手でさわるもの、

感じるものだけになってしまうでしょう。

また、子ども時代に世界にみちあふれている光も、消えてしまうことでしょう。


この世界でいちばんたしかなこと、それは、子どもの目にも、大人の目にも

見えないものなのですから。


バージニア、あなたは、妖精がしばふでおどっているのを見たことがありますか?

もちろん、ないでしょう。

だからといって、妖精なんて、ありもしないでたらめだ、なんてことにはなりません。

この世の中にある見えないもの、見ることができないものが、なにからなにまで、

人が頭の中でつくりだし、そうぞうしたものだ、などということは、けっしてないのです。


あかちゃんのガラガラを分解して、音の出るしくみをしらべることはできます。

けれども、目に見えない世界をおおいかくしている幕は、どんな力の強い人にも、

いえ、世界中の力持ちがよってたかっても、ひきさくことはできません。

ただ、信頼と想像力と詩と愛とロマンスだけが、そのカーテンを一時ひきのけて、

幕の向こうの、たとえようもなく美しく、かがやかしいものを、見せてくれるのです。

そのように美しく、かがやかしいもの。

それは、人間のつくったでたらめでしょうか?

 
いいえ、バージニア、それほどたしかな、それほどかわらないものは、

この世には、他にはないのですよ。



サンタクロースがいないですって?


とんでもない!

うれしいことに、サンタクロースはちゃんといます。

それどころか、いつまでも死なないでしょう。



一千年のちまでも、百万年のちまでも、

サンタクロースは、子どもたちの心を、いまとかわらず、

よろこばせてくれることでしょう。



一部を省略して、ご紹介しました。

私は、この社説を読んで、自分の中のサンタクロースへのモヤモヤがすっきりと

晴れ渡りました(´▽`)

愛する人を思う気持ちが、人間からなくならない限り、サンタクロースは永遠に

存在するっていうこと(^u^)

サンタクロースはいるんです♪

この社説を書いた フランス=P=チャーチ さん。
私にも、教えてくれて、ありがとうございました!